
地元の魅力を知る、こどもがつくる旅行大作戦
活動の概要
【企画の経緯】
らいつに遊びに来ている子どもたちに、宮城県の魅力を知っても らいたい、子ども企画で「こんなことができるの?」と思ってもらいたいという 想いで、日本三景観光地の1つである「松島」への旅行を企画。
企画者は小学校 2,3,4年生の男子3名。スケジュール策定から予算立て、当日の進行まで職員の サポートのもと、企画者が行いました。
【企画内容】
①7月31日/参加者8名 ②11月17日/参加者7名 ①JR石巻駅から電車に乗り、日本三景の松島への旅行企画を実施。
遊覧船体験 や、公園の散策、地域の名物「むう」(笹かまの一種)の食べ歩きなどを行いました。
②JR石巻駅から電車に乗り、仙台への旅行企画を実施。地域の名物「牛タンカ レー」をみんなで食べた他、観光巡回バス体験や、青葉城跡の散策を行いました。
ここがポイント
【予算からチラシ作成、当日のスケジュール管理まで企画委員の3名の小学生が 職員のサポートのもと、企画実施しました】
<企画メンバーが考えたポイント>
①企画者が楽しむのではなく、参加者が平等に楽しめるようにする。
②他の地域でしか体験できないことをする。
③予算を考えて、ギリギリまで楽しめるようにいろんなことを詰め込む。
活動を通して得られた効果・変化など
参加者の体調不良や交通トラブルなどを経て、時間の余裕を持たせることの大切 さや、やりたいことを実現する難しさを知った様子でした。
「参加者が楽しんでくれた」という企画者の感想があり、やってよかったと感じた様子でした。
また「第2回をしたい」と、残った予算から11月に仙台旅行を企画。
こちらも 青葉城跡や牛タンカレーなど、宮城の魅力をより知ることができる企画でした。
第2回後、企画者が保護者と相談し、自分たちで石巻市の隣の「女川町」まで電車でおでかけする計画を立て、12月に実際に開催し、新しいアクションにつなが った。
その時第1回、2回の企画に参加した子も企画者側になり、企画者と一緒 に計画していました。
「いつか自分で助成金を取って、東京にみんなで行きたい」との 発言もあり、この先に向けての目標もできている様子でした。
こどもの感想
(企画者感想)
参加者のみんなが楽しんでくれてよかったです。
遊覧船が体験できて、海やきれいな景色が見れて、よかったです。参加者にも好評だった。
電車の乗り方も知る機会になった。地域の名物を食べる機会になりました。(牛タン、むう)
仙台は、人が多く、移動が大変だった。
(特に満員のバス)バスが満員で乗れなかったので、時間を見直して、余裕をもって計画すればよかったです。
(参加者)
船にのって、楽しかったです。(小4女子)
海に入れて、うれしかったです。おみやげ買うの楽しかったし、船のるのも楽しかったし、みんなで歩くのも楽しかった。(小5女子)
仙台を回ることができて、楽しかった。(小3男子)
職員の気づき
・子どもたちが地域の魅力や資源を学校等で習うだけでなく、このような企画を通して、伝える側になることで、より地域のことを理解できるのではないかと感じました。
・子どもが実際にアクションを起こすことで、そこに参加した、もしくはそれを見た他の子どもたちによる新しいアクションへとつながることを改めて実感できました。
・外出する企画だったこともあり、保護者への承諾をとる過程で子ども主体の取り組みを保護者に伝えるきっかけとすることができました。
プログラム名:『子どもたちがつくる 宮城県りょこう大さくせん』
実施施設:子どもセンターらいつ~宮城県 ~