
中学生が企画、買出し、調理!児童館でデザートパラダイス
活動の概要
中学生と話をする中で、コロナ禍で友達とスイーツを食べに行くこともなく2年生となった子達が「友達と一緒に児童館でビュッフェ形式でデザートを食べたい!」という事になり2回の打ち合わせで詳細を決定しました。
内容はビュッフェレストランなどである綿あめやワッフル・クレープ・チョコレートファウンテンなど自分たちでその場で作れるデザートを用意して友達と楽しんでもらえるものでタイトルを「児童館でデザートパラダイス」としました。
役割分担は中学生がポスター作成と中学生の参加者集約、材料の買い出し、食材の事前準備、お菓子作り補助、職員が消耗品購入、会場設営や飾りの準備を担当。
会場の関係から参加者は5年生以上予約制で20名とし参加費は100円当日徴収としました。
1時間半のプログラムで終了後、片付けを含め閉館迄に原状復帰を予定としました。
ここがポイント
体調不良で運営委員の中学生に当日欠席者がでたが、中学生の友達ネットワークで午後から手伝ってくれる子が急遽決まり、ほとんどを中学生だけで運営することが出来ました。
参加者が自分たちでつくれるデザートを用意した事で参加者自身も自分で工夫したお菓子を友達と一緒に楽しめて大満足の様子でした。
家でも綿あめを作っているという中学生がやり方を教えるのが上手で大きく作ることができ、綿あめがとても人気でした。
活動を通して得られた効果・変化など
当日も中学生メインでデザートづくりの補助に入る事で久しぶりに小学生とも一緒に活動し交流を図る事が出来ました。
小学生には中学生になったら自分たちもこういう企画ができるのだと思えるロールモデルになりました。(実際に6年生からは来年は私たちがお手伝いをしたいとの申し出がありました。)
中学校にもポスターを掲示してもらい、イベントの情報は多くの生徒の目にとまっていたようで、この日には参加出来なくてもその後に中学生の利用が増えました。
こどもの感想
中学生:来年もまたやりたい
今度は“タコパ”(たこ焼きパーティー)をやりたい
小学生:来年は準備からやりたい
また参加したい
おなかいっぱいになった
綿あめをうまくつくれた
職員の気づき
運営に参加してくれた中学生はコロナ前によく利用していた子達だったので再度つながれた事で今後の中学生の居場所づくりに展望が持てました。
中学生の作ったポスターはアプリを使用して短時間で仕上げていたので、そんなことが出来るのかと驚いた。
また個人的な感想だが、企画に携わった中学生は小学生低学年の時の七夕に「妹とはやく一緒にお散歩できるように」(妹には障がいがあり幼いころから歩行困難)とお願いしていた生徒だったが、今年妹が5年生となり今回のイベントに保護者と参加し(約7年ぶりの来館)楽しそうにしていた様子を見ることができ、職員として姉妹の成長した姿を見て感動を覚えました。
プログラム名:『児童館でデザートパラダイス』
実施施設:所沢市立こばと児童館~埼玉県所沢市 ~