
みんなでアイデアを出し合い作る夏まつり
活動の概要
夏休みにやりたいことをアンケートで募集し、その中から「おまつり」「おばけやしき」「児童館学童合同イベント」を合体させて今回の夏まつりイベントを企画しました。
小学5年生の子どもたちから誰でも参加できる夏まつりを子どもたち中心になってやりたい!ということで、小学3年生以上の子どもたちの中から夏まつり実行委員会を作り、計画・準備をしました。
夏まつりの内容はアンケート結果から「おばけやしき」「ヨーヨーつり」「おかしすくい」「しゃてき」の4ブースと厚生員の手作りガチャ、大抽選会と児童館全館使ってのおまつりを企画、また、児童館内にある子育て支援センターの乳幼児さんも参加できるようにしました。
夏まつり当日のお昼は、児童館・学童合同で誰とでもお弁当を館内の好きな場所で自由に食べられるようにしました。
ここがポイント
夏まつりの前半をヨーヨーつり、おかしすくい、しゃてきを行い、後半に夏まつり実行委員全員でおばけやしきを行いました。
手作りのスタンプカードを参加者に配り、各ブースを回りながらスタンプとブースのポスターに書いてある合言葉を集めてもらい、最後にスタンプカードを抽選箱に入れて、大抽選会を行いました。(抽選に当たると景品がもらえます)
スタンプだけでなく、合言葉も入れて最後まで夏まつりに参加してくれた子が楽しめるように工夫しました。
活動を通して得られた効果・変化など
高学年は、他の児童館イベントの運営にも協力してくれており、積極的に下の学年の子どもたちに声をかけ、活動しやすい雰囲気作りをしてくれました。
初めて実行委員として活動した中学年は、高学年のやり方を見て、自分たちの意見やアイデアも伝え、夏まつりを良くするために一生懸命活動していました。
上級生から下級生にしっかりと一宮児童館イズムが引き継がれていると感じました。
今回、夏まつり実行委員を経験したことで、その後、町内のおまつりの実行委員としても活動してくれました。
子ども自身の積極性や自主性、協調性が育まれたのはもちろん、もっと良くするには?楽しんでもらうには?ということを考えるきっかけになったと感じました。
こどもの感想
・おばけやしきの準備がとても大変でした。
・前日に準備したものが当日外れてしまって、貼り直すのに時間がかかってしまいました。
・それぞれのお店で景品を並べたり、射的のたまを拾ったり、ヨーヨーを準備するのが大変でした。
・楽しかったことは、おばけやしきでお面をかぶって脅かしたこと、ヨーヨーすくいでお客さんにアドバイスできたことです。また、おばけやしきの脅かし方がクオリティが高いとほめられてとても嬉しかったです。
・次は、今回担当したお店と違うお店をしてみたいです。
・おばけやしきの準備が大変だったけど、楽しかったです。
・来年もまた夏まつりの実行委員会がしたいです。
職員の気づき
普段の児童館、学童の中では見られない子どもの姿がたくさん見られ、子ども自身のことをより深く知る機会となりました。
意外とリーダーシップがある子、最後まで頑張れる子、細かいところまで気づける子…子ども主体のイベントや活動だからこそ見えた部分だと思います。
違う学校同士の子どもたちが協力し、一つのおまつりを作り上げる。様々なトラブルもありましたが、皆で乗り越え、最後までやり遂げることができました。
今回で子ども同士が仲良くなれたり、次のおまつりの実行委員の活動に繋がったりと、子どもも職員もたくさんの収穫があったプログラムになりました。
プログラム名:『児童館・学童合同夏まつり』
実施施設:一宮児童館 ~山梨県笛吹市 ~