
音楽、クイズ、花火まで!小学生スタッフが企画した「最強!こどもフェスタ」
活動の概要
小学三年生以上の児童たちが主体的に企画・運営する「子どもスタッフ」のメンバーによるお祭り企画です。
お祭りは,鍵盤ハーモニカとダンスによるオープニングで華やかにスタートし, こどもたちによるステージ発表,こどもたちが考えたオリジナル遊びのコーナー,フィナーレの3部構成で行いました。(当日:スタッフ13名,参加者67名,計80名)
ステージ発表は出場の応募制をとり,小学生たちによるピアノ・ギター演奏,歌やダンス,クイズ大会が披露されました。
フィナーレには吹上げ花火や滝のように流れて見える「ナイアガラの滝」花火を子育て支援クラブ「エルフィン」の協力の下行われた。その他駄菓子やおもちゃ,スタッフ手作りの景品が当たる寄贈していただいた千本くじ,大型の機械で作るわたあめコーナーの出店も行いました。
ここがポイント
・「子どもスタッフ」による遊びのコーナーの企画・運営
・こどもたちの応募制によるステージ発表
・本格的なお祭りにしたいという「子どもスタッフ」の意見を最大限に反映してこどもたちが希望していた吹上げ花火や「ナイアガラの滝」花火,大型機械で作る「わたあめ」の実施
・小学生だけでなく,幼児親子も対象としたお祭り
活動を通して得られた効果・変化など
子どもスタッフやショーの出演者は,それぞれ準備や練習を日々重ねて実現することができました。
中には毎日のように児童館で練習を行い,「来年は子どもスタッフに入るんだ!」と言いながら励む姿も見られました。お祭りが終わった後には,子どもスタッフや有志で出し物をしたこどもたちから「今度は自分たちでおばけやしきをやってみたい!」「またみんなに自分のダンスを見せたい!」など,児童館の行事へ携わる気持ちや意欲が高まっていきました。
お祭り当日は,地元の中学生ボランティア3名にわたあめづくりの協力をもらい,異校種の交流を図ることもできました。
こどもの感想
・みんなで祭りの準備をしたこと,お客さんと会話をしたことなど,人と関わり合うことや仕事をすること自体が楽しかったです。
・人前で話すことは恥ずかしかったが,仕事をすることは楽しく,やりがいを感じました。
・次はスタッフやコーナーをもっと増やして,もっと大きな祭りにしたいです。
・児童館でわたあめや花火をできたことに感激しました。
・お客さんが景品をもらって喜ぶ姿がうれしかったです。
・お客さんが多くて,休憩する時間がないほど忙しかったです。
職員の気づき
こどもたちが定期的にお祭りの話し合いやそれぞれのコーナーの準備のため,児童館に通ったり,発表の練習を行ったり,お祭りに向けて日々励む姿は人として大きく成長していると感じました。
人前で話すことや発表をすることに緊張や不安を見せる場面もあったが,準備や練習はとても楽しそうに行っていました。
緊張や不安があっても努力を重ね,本格的なお祭りにしたいという目標に向かって取り組むこどもたちの姿は生き生きとしており,こどもたちの自主性やチャレンジ精神が高まったとても良いプログラムでした。
- プログラム名:『最強!こどもフェスタ』
- 実施施設:西中田児童館 ~宮城県仙台市 ~