
小学生のやりたいを実現する、秋冬デイキャンプ
活動の概要
「デイキャンプに行って、みんなで料理したり、火を起こしたり、遊んだりしたい!」前年に初めて参加したデイキャンプを自分たちでやりたい! と6年生の女の子が企画書を書いてくれました。
当選に喜び、友だちを集め、少しずつやりたいことを考えていき、気づけば学校や学年も違う子たちがたくさん話して準備をして、12月、自分たちで計画した冬のデイキャンプを開催することができました。
おおまかな時期・時間以外、どんな遊びや料理をしたいか、1日どんな過ごし方をしたいか全て企画者たちで!
アスレチック散策、テント、火起こし、シチュー、花火、ボドゲー、お菓子焼きなど、朝から夕方まで、こどもたちの『やりたい!』をやりきりました。
ここがポイント
企画も自由:時期と行き帰りの時間以外は自由!野外炊事も定番のカレー飯盒でなく、シチューがいい!肉は何がいい?と興味の赴くままに話して決めていく。
持ち物も自由:危険物と生モノ以外はなんでもOK!家のキャンプグッズを持ち寄ったり、ボードゲームを用意したり、自分のスマホで揺らめく焚き火を撮影。
当日の行動も自由:サイト外の公園もとても広いので、大人を連れていけば好きに散策OK!テントも火起こしも料理も当日やりたいほうに集まって楽しむ。
活動を通して得られた効果・変化など
キャンプの企画準備を進める中で、それまで関わりが少なかった子たち同士での会話や交流ができました。
全体の企画チーム、リーダー、遊びを考える係など役割を得たことで、結束感や責任感が育まれました。
特に遊び係は、なにをやればいいんだろう、アイディアない?と他の子に聞いてまわり、自作のアンケートで意見を集めて、材料の木材を仲間と準備したりといきいきと励んでいました。
活動後には、来年もプログラムに応募したいようで、やりたいことを話し合う姿が増えました。「ピザも焼きたかった!」「ユーチューブで見たかまど作って焼きたい」「食材から育てたい!」「今度はみんなで海に行ってみたい!」
こどもの感想
・マシュマロサイコー!お菓子焼き楽しかったです。
・シチューおいしかった。ご飯美味しい。次はカレー作りたい!
・とにかくおいしかった!楽しすぎた!
・宿泊棟の上に隠れ家(2階ロフト)あった!
・久しぶりに遠出もできて、自然も感じられて良かった。楽しかった!
・パンがおいしかった。また行きたいです。
・自然が感じられて落ち着けて楽しい1日でした。
職員の気づき
初のこども全主体企画だったが、こども自身が計画の進め方に慣れていないため、話のきっかけを振ったり、取っ掛かりができると話がどんどん弾み、あっちにこっちに広がっていき、良い感じに計画が決まっていきました。
あとで来た子も経緯がわかるように、砕けた口頭の議事録風な進行ノートを作ったので、来週、再来週と間が空いても話し合いがスムーズで、『これになったよー』とこども同士で教えやすく、話し始めるきっかけになりました。
当日も予定は詰めすぎず自由時間が多いほうが、自分たちのやりたいことをそのとき考えて動き出すきっかけになっていたように感じました。
プログラム名:『秋冬の日帰りキャンプ』
実施施設:狭山台児童館 ~埼玉県狭山市 ~