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小学生、中・高校生世代、地域の大人が協力しあう児童館まつり

活動の概要


・今年度より、主としていた学童事業から児童館へと移行。継続利用している子ども達から以前児童館で食べたかき氷の話題が出て、隣接するこども園の子にも食べさせたいとの声が上がりこども園に打診して出店が決定。


夕涼み会当日は6人の中学生もスタッフとして参加。かき氷、トロピカルジュースのお店の他にも遊びのお店を2店出店し大盛況に終わりました。


・夕涼み会の後には、じどうかん夏まつりも開催したいとの声が出てイベントの実施を決定。こども達から出したいお店を募りホール壁面に掲示。たくさんの意見が集まった中から実施可能なお店を決定し、子ども達と職員で当日に向けて様々な準備を少しずつ進めていきました。


当日は8名の中高生、地域の大人がスタッフとなり8つのお店を開店。幼児から大人まで139名もの来場がありました。



ここがポイント


自分ならどんなお店で遊ぶと楽しいか、どのような装飾をしたらたくさんお客さんが来てくれるか、かき氷は何味が人気なのかなどを高学年の子ども達が中心となって来館した子ども達に聞き取りをしたり、普段の会話からヒントを得たりしながら内容を決定しました。


準備期間や予算などから実現可能な範囲内でなるべく子ども達の意見や希望を取り入れたものとし、当日のイベントへの期待感を職員と子ども達と一緒に作り上げていきました。



活動を通して得られた効果・変化など


「あなたならどんなお店をやりたいですか?」との意見募集する中、最初はなかなか思いつかなかった子も掲示されている意見を見て、遠慮することなくどんどん自分の思いを伝えてくれるようになりました。


スタッフの中高生は、来場したこども、保護者、地域の人たちが楽しめるような声がけをしイベントを盛り上げ、児童館活動に貢献したという意識を持てました。


この活動を通して、上中島児童館が小学生だけではなく中学生や高校生も自由に利用できる施設になったということを知ってもらうきっかけとなりました。


こども園の夕涼み会では園の父兄に、じどうかん夏まつりでは初めて来館した小中学生や地域の人達に児童館の活動を知ってもらい、とても楽しんでもらえたと思います。


こどもの感想


・スタッフの中学生・・・小さい子がかわいくて、喜んでいる顔が見れて良かったし、自分も楽しかった。また児童館でイベントがあれば参加してみたい。イベント終了後に食べたかき氷はとてもおいしかったです。


・スタッフの高校生・・・友達に誘われて参加してみたが、幼児さんから大人までいろいろな人達と交流できて楽しかったです。


・小学生・・・自分が意見を出したお店が開店できて嬉しい。お客さんもたくさん来て、友達やこども園の小さい子も楽しいと言ってくれたのが嬉しかった。違うお店を考えてまたじどうかん夏まつりをやってみたいです。



職員の気づき


・子どもには自分がやってみたいことがたくさんあり、面白くて自由な発想をたくさん持っているということを今回の活動を通して改めて実感した。


・スタッフとして参加してくれた中高生は、普段の生活ではあまり接点のない幅広い世代の人達と上手くコミュニケーションをとっていて、とても良い経験になったのではないかと感じたました。


・来場してくれた多くの人達に「楽しかったよ。」と言ってもらえて、学童主体ではなくなった児童館の活動を子ども達が多少なりとも理解できたように思います。




  • プログラム名:じどうかん夏まつり

  • 実施施設:上中島児童館 ~岩手県釜石市 ~

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