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地域の人に発信する「児童館CMづくり」

活動の概要


この企画は、高学年クラブ児童が高学年クラブ企画の行事に地域の人がたくさん参加してほしい思いを持って宣伝するために児童館のCMをビデオで撮り地域の皆さんに見ていただくというものであります。


せっかくCMを作るなら、行事の宣伝だけでなく児童館のいいところも宣伝しようということになりました。


出演者は高学年クラブを中心に、学童クラブ児童や地域の方に出ていただき、ビデオで撮った映像をパソコンで編集しCMを作ることになりました。


パソコン編集は、元学童クラブ児童だった地域の大学生が担当してくれることになりました。


最初CMの予定だったものが、たくさん映像を撮ったため長編動画となったが、地域の方がたくさん集まる「あらひがじどうかんまつり」にて放映し、地域の皆様に楽しんで見ていただけた。


今後もいろんな行事の場面で、活用できる動画となっている。



ここがポイント


今回この企画の中で、一番難しかった映像の編集を、元学童クラブ児童である地域の大学生に頼めたことが一番のポイントだったと思います。


地域の子どもが地域で育ち成長して青年になった時、地域の子どもの思いに手を貸すことができました。


高学年クラブの子どもたちはそのことを忘れず大きくなったら様々な形で地域に貢献してほしいし、つながりができればうれしいです。


地域の大人や子どもや青年が様々な形でつながれる場のひとつが児童館であることを再確認できました。



活動を通して得られた効果・変化など


高学年クラブの子どもたちは、自身がやりたいと思ったことに対して、周りにいるいろんな人が協力した結果、実現できたことを経験して、大きな自信を持つことができた様子があります。


その後の児童館の行事や高学年クラブの活動において、任せられることへの責任を感じながらもやりたいことを楽しみ自信をもって取り組んでいます。


子どもたちがお客さんとして児童館を利用しているのではなく、やりたい思いを原動力にして主体的に動き、職員とともに児童館チームの一員として地域に貢献していると感じられます。


そして、その様子を周りで見ていた年下の子どもたちにも、児童館で自分の思ったままを表現していいのかな、やりたいと口にしてもいいのかなという思いが広がっている様子があります。



こどもの感想


児童館のCMを作ってみて、ワクワクする、児童館に通ってみたい、遊びに行きたいと思える動画になったと思います。


みんなで協力してできたのでよかった。編集してくれた大学生のおかげでCMの完成度が高くてびっくりしました。


長い間苦労して、練習した結果この動画になったことを、児童館まつりで放映したのを見ながらしみじみと思いました。


児童館のCMをみんなが見てくれて楽しんでくれたこと、人気だったことがよかったです。



職員の気づき


私たちが子どもを信じ任せることで、子どもは私たちが思っている以上にやりとげる力を持っているのだと気づきました。


私たちが先を読んで心配しあれこれ手助けし道筋をつけてしまうと、子どもたちは考えなくなってしまう。実際この企画実施の様々な場面で、先生が決めてほしいといわれたことが何度かありました。


子どもたちの意見が対立した時に職員が決めてしまうほうが子どもたちにとって楽だからです。子どもたちが困った時も決して職員は決めずにアドバイスのみで、みんなの総意で決めるよう促し気長に待ち見守っていると、任せられることの責任感が芽生え、やりとげることができました。


児童館でのこども育成において助けすぎない適切な手助けや後方支援の大切さを再確認できました。



プログラム名:『児童館CMを作る』
実施施設:京都市嵐山東児童館 ~京都府京都市 ~

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