「ミチモン」を集めよう
身近にある自然のなかの面白いものを「ミチモン」と呼び、それを子どもたちが見つけてきて、友だちや他のひとに「こんなミチモン見つけたよ」と共有しあう遊びです。
◆プログラム名
・ミチモン図鑑をつくろう
◆プログラムのタイプ
・遊びのアイディアを提供し、それをかたちにして遊ぶ
◆対象
・小学生以上
◆プロセス
・身近な自然のなかから、おもしろいと感じるもの=ミチモンを見つけ、持ち帰ってくる。
◆遊び方
・持ち帰ってきたミチモンを、友だちや他のひとに見せたり伝えたりする。
・集めてきたミチモンをコレクションにする。
◆ヒント
・始めは、自然を探すということがイメージしにくいので、導入として「あひるさがし(おもちゃのあひるを隠して探す)」などを実施して、“探してみる”ということをたのしめる工夫をした。
・これをさらに地域に発信していけるように、場所をつくっていきたいと考えている。
◆子どもたちの反応
・小学校から児童館へ帰ってくる子どもたちの中には、「今日もミチモンさがすの?」「新しいミチモン見つけてきた!」と言いながら帰ってくる子どもたちもいました。
・はじめは「何をしたらいいの?」という子もいましたが、しばらくすると思い思いのおもしろいものを持ってきたのが印象的でした。
・大人から「これに名前をつけるとしたら?」と質問をすると、「うーん…」としばらく考える子どももいた。しかし、その表情は決して険しいものではなく、楽しむような姿でした。
◆担当職員さんの声
・慌ただしく過ぎていく毎日の中に、おもしろいものがある。おもしろいもの”は大人から与えられるものではなく、自分で見つけられるものだということを伝えたかいと思いました。自分で見つけたものに名前を付けるということに戸惑ったり、周りの様子を気にする子どもたちもいましたが、自分も見つけたものを大事にしてほしいと感じました。
・単発的に子どもたちの関心を自然に向けさせることで、リラックスをしたり、日常の息抜きになっていることにつながっていることは、良い発見でした。
・年間を通じて、細々ながら続けていくことができたら、子どもたちのよい効果が期待されると感じました。
(実施施設:修徳児童館~京都府京都市~)
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