
異世代交流!小中学生が合同企画したサマーフェスティバル
活動の概要
毎年、夏休み期間に実施しているサマーフェスティバルを「夏の一日を楽しもう!」というテーマのもと、2年生以上を中心に実行委員を募り、中学年以上で構成するジュニアリーダー会議と合同で、7月26日の当日にどのようなことをしたいか、楽しむゲームや出し物などを、職員の支援を受けながら、子どもたちが中心となって話し合い決めていきました。
あわせてゲームのルールについても、子どもたちで決めていきました。
また、当日必要なものも子どもたちで考え話し合い、必要なものは手づくりしました。
当日の運営についても、児童館の一日の中で、時間帯を含めてどのように進行していくのか、どのような係が必要かなどの役割分担も話し合いで決めていきました。
話し合いの場においては、職員はあくまで支援する立場であることを自覚し、子どもたちが主体となって進めていけるようにしました。
ここがポイント
実行委員が中心となり職員の助言も受けながら、3つのゲームを考え準備をしていきました。当日、「おやつはかき氷がよい」「お祭りらしくカップに入れてほしい」「蜜は〇〇がよい」などの子どもたちの意見を受け、お祭りらしい雰囲気づくりも大切にしました。
活動支援金の使い道を話し合っている場でも、図書室の整備を行っていた時期だったこともあり、「図鑑があったら」「野球の本が欲しい」などの意見が出て、取り入れることになりました。
活動を通して得られた効果・変化など
今回の活動を通じて、自分の意見を持ち発表するということができるようになった児童が多く見られるようになりました。
また、サマーフェスティバルのゲームを担当する係となったこどもは、自分がみんなの役に立っていると感じ、自己有用感を持つことができたと思います。
1年生は、係として参加することはできなかったが、頑張っているいる上級生の姿に接し、「自分も来年は係になってお祭りを成功させるために頑張りたい」というようなことを職員に話してくれる児童の姿も見られました。
何かを成功させるために力を合わせて協力していくことの大切さを感じ取ってもらえたように思います。
こどもの感想
「おやつのかき氷の種類を自分たちの好きなものにしてもらいうれしかった。」
「ゲームのストラックアウトは難しかったけど、当たった時はやったーと思いうれしかった。」
「2年生の人がやさしくゲームのやり方を教えてくれた。」
「紙コップシュートは初めてのゲームだったけど、うまくできた。」
「来年は私もゲームの係をしたいと思った。」
「みんな係のいうことを聞いてくれたのでうれしかった。」
「かき氷がおいしかった」
「来年はもっとちがうゲームをしたい。」
「来年はおやつの種類をもっと増やしてほしい。」
などの感想が、それぞれのクラスからありました。
職員の気づき
日ごろ、どちらかというと手のかかる子どもが積極的に実行委員に立候補して、フェスティバルの成功に向けて話し合いの輪に入頑張っているいる姿をみて、あらためて児童館での生活の中で、子どもたちが主体となって取り組んでいく行事を計画していかなければならないということを実感しました。
今回の取り組みの振り返りをする中で、子どもたちの自己肯定感を高めることができたことを職員間で共有することができました。
いろいろな場面を通して子どもたちの良いところ輝いているところを再発見できました。
プログラム名:『サマーフェスティバル 夏の一日を楽しもう!』
実施施設:大宅児童館 ~京都府 ~