校外Hort1 (公立学童保育所) -ドイツ/ミュンヘン-
ミュンヘン市内の多くの小中学校には昼食と昼休みが無く、子どもたちは13時には下校します。学校と放課後の役割がきっぱりと分かれ、学校は教科教育と学級指導の場であり、放課後は個性を発展させる時間として尊重されています。
そのため、教員と放課後活動の指導員は、それぞれ異なったプログラムで養成されます。 弟子入りプログラム会場のGoogleへは用意されたバスで向かいます。この送迎バスも、地域の企業からの支援だそうです。 小学生が放課後を過ごす場の1つが公立学童保育所(Hort)です。
訪問した校外Hortでは、最高学年の4年生が月1度のカフェを経営していました。 カフェの経営には、子どもたちの意見が尊重されますが、赤字が出た場合、安価な材料を使ったメニューにする等、失敗を解決する過程も
校外Hortの園庭です。隣接する幼稚園の園庭とも自由に行き来することができます。園庭には菜園や保護者が作った東屋があります。おもちゃの車や縄跳びで遊んでいる様子が見られました
小学生が放課後を過ごす場の1つが公立学童保育所(Hort)です。 訪問した校外Hortでは、最高学年の4年生が月1度のカフェを経営していました。 カフェの経営には、子どもたちの意見が尊重されますが、赤字が出た場合、安価な材料を使ったメニューにする等、失敗を解決する過程も大事にされています。
ミュンヘンの放課後活動を通して、失敗する自由や回復する過程が大事にされていることが伝わり、広い意味での自主性の尊重が成されていると感じました。 カフェは保護者や近所の方々に愛されています。今回の4年生は元気な男の子ばかりでしたが、丁寧にお金を受け取ることやテーブルを綺麗にすることを心がけていました。 私も日本語を書くブースを作りお手伝いしたのですが、その際もカフェの経営者として、看板の位置等、助言をしてくれました。
4年生のカフェの様子です。近所の方も楽しみにしているそうです。前月に高価な果物を使うデザートを作ったため赤字となってしまい、今月は安価な材料で作ることが出来る焼き菓子を提供していました。
また、年間計画も子どもたちが作る部分が多く、今年はマジックを練習したい等の意見を取り入れるそうです。
レポート:公益財団法人 さっぽろ青少年女性活動協会
東白石児童会館 太田 舞子