屋外広場で何しよう?
◆プログラム名
・屋外広場で何しよう?
◆対象
・豊栄児童センターはたけきっずのメンバー(小学生)と利用者
◆用意するもの
・用意するもの 畑作業:種、苗、肥料、軍手、スコップ等
・調理:エプロン、三角巾、マスク、他調理道具
・水遊び:サンダル、タオル、タライ、雨どい、ジョウロ等
◆遊び方
・今年度からスタートした「はたけきっず」のメンバーと「こども会議」を実施し、豊栄児童センターにある屋外広場でできる遊びの充実化を図ります。
・コロナ禍にできなかった畑の作物収穫体験、収穫した野菜の活用行事、水遊びを中心に子どもたちと一緒に計画します。
◆プロセス
・4月、草取りをしていると「今年は野菜食べれる?」「キュウリができたらちょうだい」と子ども達、収穫する喜びが味わえるのは育てる苦労を知ってから!と立ち上げたのが、じどせん子どもクラブ「はたけキッズ」です。それまで来館した子を集めて収穫をメインに畑活動をしていたのですが、今年度は子どもクラブのメンバーが畑を耕し苗を植え、お世話をして、育った野菜を収穫し、収穫した野菜を来館者にどのように提供するか考えました。徐々にメンバーも増え、今では1~4年生10名が所属しています。
・畑活動だけでなく館のイベントでブースを出し、行事を企画提供するお手伝いをしてもらいました。活動内容を職員が決めるのではなく、子ども達が話しあって決め、とれたて野菜の試食やサンドイッチ作り等食育につながる活動をする事ができました。猛暑の中で一生懸命お世話をし、自分たちで育てた野菜は格別だったようです。
・今年度最後の活動日では畑のサツマイモ、大根、ねぎがたっぷり入った豚汁を子ども達が作り、来館者にふるまいました。「美味しい」と喜んでもらえる事で「育てて良かった。」「また来年もやりたい!」との声が上がり、自分たちが育てた物を喜んで食べてくれる人がいる事を知ってもらう事ができました。
◆ポイント
・育てるものを子ども達が決めて、活動日に限らず自主的に世話をし、「育ててよかった。」につなげていける環境を作る事が大切だと思います。場所がなければグリーンカーテンやプランター栽培でも可。日々のお世話と成長過程が目に見える事、それを評価してくれる人(来館者や近隣住民)がいる事が重要だと考えています。
◆子どもたちの声
〇活動前~初期
・土が汚い、靴や服が汚れる
・疲れる
・虫(ミミズ)が気持ち悪い
・センターの野菜はまずい
〇夏野菜を植える頃
活動日は汚れても良い服で来るようになり、土が汚いイメージから少しずつ変わってきた。鎌などの道具も正しく使うようになる。花の水やりもお手伝い
・土って冷たくて気持ちが良い、柔らかい
・肥料(ぼかし肥)は臭いけど正体は何?
・虫も野菜を食べるんだね
・畝のかたちが上手くできた
・鍬を持ちたい
〇活動後期
他の人の意見も取り入れ、食い違う時は折り合いをつけるように。
生き物が土を良くしてくれる等の気づき。アリもミミズも大切な畑の仲間。
・大根って種なんだね
・オケラ初めて見た
・さつまいもの皮を食べる虫の正体は?
・ミミズってけっこう可愛い
・クモがたくさんいる
・すごく美味しいから虫も食べるんだね(ミニトマト)
・(解体時に)根っこがすごく太くて長い
◆担当職員の声
・ダンボール窯は、高熱になりすぎると燃えるので、時々開けることが必要でした。
・リースの材料を見つけに散歩に行った際に、においや感触にも意識しながら職員も「一緒に発見する!」姿勢で関わった。
(実施施設:豊栄児童センター ~新潟県新潟市~)