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森の児童館~高森の丘で遊ぼう~

◆プログラム名
・森の児童館~高森の丘で遊ぼう~


◆対象
・幼児親子、小学生


◆用意するもの
・各月実施の工作材料(チョーク、麻紐、花材など)
・焚火用の薪、マシュマロなど
・外遊び用の遊具


◆遊び方
・児童館を利用しているこどもたちと「こども会議」を行い、高森の丘での遊びを充実させるモノゴトを実施しました。


・毎月、高森の丘で集めた木の枝や石ころを使用した工作行事を行い、こどもたちと職員が一緒に制作をする中で「次はなにをしようか?」と計画をしてきました。


・天候によっては屋内での活動となる月もありましたが、「雪が降る前に大きなイベントをしよう!」とこどもたちから意見が出て、11月に焚火イベントを開催しました。マシュマロを焼いたり、高森の丘から木の枝やはっぱを集めて、焚火にくべてみたり、焚火を囲んで実験をしながら楽しい時間を過ごしました。


◆プロセス
・4月、「今年はたくさん外で遊びたいね」と子どもたちと一緒にやりたいことを話し合う「会議」をしました。「まずは先生に『高森の丘』を案内してあげよう!」と散歩からスタート。


・秘密の道を歩いたり、木の枝を拾ったりして楽しみました。じゃあ次は…と集めた木の枝でゴムパチンコやドリームキャッチャーなどの工作をしたり、石ころを集めて絵を描いてみたり。


・ただ遊具を与える・使うだけではなく、様々な楽しみ方を提案し、やってみたいと言い、実践する。やるためには何が必要?と準備のお手伝いもする。児童館を利用する児童と職員が関係をつくり、足踏みするようにゆっくりと『高森の丘』を楽しむことができました。


◆ポイント
・隣の屋外の魅力をこどもたちから教えてもらうこと、大人が主体となりすぎないことに気を付ければ、どの地域でも実施ができると感じています。


・地域柄、天気が良い日も少なく、屋内での制作が多くなりましたが、天気が良い日に木の枝や石を集めたり、活動日を目標に目的を達成し実施につなげる流れを子どもたちが主体的におこなってくれていました。この流れの中でこどもたちは地域の外の魅力を感じながら活動できていたと思っています。


◆子どもたちの声
・木の枝見つけたよ!テントみたいでしょ?
・児童「ゴムパチ、どうやったら飛ぶようになるかな?」
→職員「いろんなタマを作って試してみたら?」
→児童「こうやったらこんなに飛ぶよ!すごい!屋根ぐらいまでいったよ!」
・焚き火イベント「芋の準備手伝うよ!」とホイル巻きをお手伝い。
・この木、燃やしてみたい。落ち葉も。集めておいたから。
・仰いだら火が強くなったよ!
・お芋、中が固い。こっちはおいしい!



◆担当職員の声

・児童が「こうしたい」という思いを引き出すことに注意深く取り組みました。内容の骨子は決めつつも作業の中で自発的に「自分はこうする」というアイデアを出せるよう、こちらから提案する内容を決めすぎないように注意しました。その穴を埋めるように子どもたちから「こうしたらよいかも」という考えが飛び出してきてよい活動につながりました。回数を重ねるごとに取り組みに積極的になり、最後の焚火ではお手伝いも自発的に取り組んでくれていました。

・遊具が増えたことで外で手持無沙汰にならない、ゆったりと過ごす時間を設けることができました。




(実施施設:三ツ森児童館 ~新潟県新潟市~)



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