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カメラで“自分の好き”を見つけよう

◆プログラム名
・写真家ぼうけん隊 カメラを持って出かけよう!


◆プログラムのタイプ
・場所や物を提供して、自由な発想で遊ぶ


◆対象
・小学生~高校生


◆用意するもの
<必須のもの>
・デジカメ(中高生は自分のスマホでもOK)


<あると便利なもの>
・プリンター
・コピー用紙
・光沢用紙
・ラミネートフィルム
・自撮り棒
・スマホクリップレンズ(広角など)
・貼りラミネートフィルム
・ラミネーター


◆遊び方
・カメラの貸出準備として、POPや表、気をつけることなどをまとめておく。
・“写真を楽しもう“という趣旨や宣伝POPで子どもたちの興味を引き、まずはカメラの使い方(シャ ッターボタン、電源、再生ボタン、ピントのコツ)や注意を簡単に説明し、一緒に館内や館庭に出かける。
 (知らない人は撮らない、他の子には声を掛けるなど)
・使い方がわかったら友だち同士で写真を撮りに行ったり、撮った写真を見せあって楽しむ。
・写真をプリントしたり、ラミネート加工して楽しむ。
(遠足撮影隊の写真集、ベストショット写真など)


◆プロセス
・普段から行事や日常の遊びの様子を撮影していたところ、自分でも撮ってみたい、自撮りをしたい と興味を示す子が多く、実際に古いデジカメを用意して何度か試してみると、ただの新しいおもちゃとしてではなく、写真そのものを生き生きと楽しむ姿があった。
・実施にあたっては他の人に迷惑を掛けないことだけ注意して、何を撮るかはすべて子どもたちの興味に任せて自由に楽しんでもらった。植物のアップ、夕日やキレイな空、外遊びの一瞬のポーズなど被写体の興味の幅が広いだけでなく、撮って満足したり、見せてまわったり、ベストショットのために何度も動き回っていたりと撮影の楽しみ方もそれぞれで、“自分の好き”を見つけるために子どもたちそれぞれが楽しみながら工夫して考えていく姿を見ることができた。


◆ポイント
・雑に使っても困らないように中古デジカメOK、周りで買い替えの人などに声掛けておく。
・設定で画質を調整してたくさん撮れるように、電池を定期的に充電しておく。
・苦手意識を持たないように声がけする。
・他人へ迷惑をかけない限り自由に撮らせてみる、褒めてあげる。
・日頃から館内で子どもたちの作品や遊びの様子を声がけして撮影して、カメラや撮影に楽しいイメージを持ってもらう。


◆子どもたちの声
・「写真撮ってみたかったんだよね~。えっ!ほんとのカメラだ!かっこいい」
  そんな会話から始まり、初めは慣れない手つきで撮影をしていた。
・「このレンズつけて撮ると、お花がきれいに撮れるよ」
   いろいろな道具を使いこなしていった。
・「そうだ!パウチして記念にとっておこう!」と、子どものお気に入りショットを
   飾っていくと、どんどんともだちの撮った写真に興味を持つようになって盛り上がっていった。
・「きれいな赤い実のついた木が見つかったから撮ってきた」
  紅葉真っ盛りの公園を駆け回り、色づいた木々や珍しい虫を発見するとカメラを構え、いつもとは違った秋の遠足を楽しんだ。
・「また、公園遠足に行きたいね~」「あっ!お庭に見たことない蝶がいるから撮ってくる!」と、      
  今でも、児童館に飾ってある遠足の写真を見ながら日常の遊びの中での発見をカメラに収めて楽しんでいる。


◆担当職員の声
・他の人の迷惑にならないよう他の利用者たちに撮影活動を伝え協力をお願いした。子どもたちにも挨拶や声がけの仕方を伝え練習した。
・職員自身もカメラを持って一緒に写真を楽しんだ。



(実施施設:狭山台児童館 ~埼玉県狭山市~)


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