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全国の子どもたちがオンライン対決!遊びでつながりを育む

全国の児童館を支援する児童健全育成推進財団では、全国各地の児童館とともに、子どもたちが遊びを通してつながり合える場づくりとして、児童館で密に配慮した遊びで競う「全国遊び王決定戦 アソビンピック」を子どもたちの夏休み期間である8月11日(火)~8月31日(月)までオンラインで開催しました。今回は、その様子をご紹介します。


密を避けてオンライン決戦!「全国遊び王決定戦 アソビンピック」を開催5f968717-4388361b


▲全国各地から各遊びの種目に子どもたちが挑戦


「遊び王」の取り組みは、共通の遊びをきっかけに全国各地で子どもたちが遊び合うことを目的に、2015年から継続的に開催してきました。しかし、このコロナ禍においては、児童館によっては利用人数を制限したりイベントを中止したりと、子どもたちが思いきり遊ぶことが難しい環境にあります。


その中でも、子どもたちに遊びを通じて、競うこと以上につながり合い、心穏やかに過ごせていることを確認しあえる場を提供したいという児童館職員の想いから、今回「全国遊び王決定戦 アソビンピック」を企画しました。


期間中、5才から17才までの子どもたちが参加し、計88件のエントリーがありました。各種目での優勝者「遊び王」には賞状が授与されました。


遊びは6種目!競うより「工夫する」楽しさを5f968c8f-456c4e7b


▲どの種類のペットボトルキャップが積みやすいか工夫を凝らす


今回の遊びの種目は全6種類、すべて児童館で開発された遊びです。児童館職員からの提案で、簡単な道具で、年齢に関係なく誰でも気軽に参加できる遊びを選定しました。子どもたちには、オセロの裏表をひっくり返す「白から黒ダァー!」や、ペットボトルキャップを積み上げる「限界つもっタワー」、片手にペットボトルキャップを乗せる「Hand onキャップチャレンジ」など、速さや高さ、量を競う遊びが人気でした。


遊ぶうちに、オセロを並べる位置を変えたり、積みやすいペットボトルキャップの種類を選定したり、指の間にキャップを挟んだりなど、記録更新のために子どもたちが自ら考え工夫を凝らしていました。それ以外にも、ハートの形の葉っぱや花を探す「ハート探し探検隊」など、競うのではなく「見つける」遊びも楽しんでくれたようです。


遊びが子どもたちの気持ちの回復に5f968cc0-0ed5b019


▲優勝した子やがんばった子に表彰状をプレゼント


今回「全国遊び王決定戦 アソビンピック」を通じて、1人がチャレンジすると、それに釣られて他の子も参加するなど、遊びの連鎖が起きていました。また、1つの種目で上手くいかなくても他の種目でチャレンジしてみようとがんばる子がいたり、普段話さないような子たちが協力し合い仲良くなっていたりなど、少しでも楽しい時間を過ごすができたようです。児童館を利用する保護者の方からは、「自分の子どもが生き生きし、児童館が居場所になったことがとても嬉しいです」とのお声もいただきました。


コロナ禍であっても、オンラインでの遊びを通じ全国の児童館から子どもたちへ遊びの時間を提供することができました。今後も各地の児童館が連携しながら、子どもたちや保護者のみなさまに遊びの魅力や楽しさをお届けしていきたいと思います。

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