勝ち負けのない水合戦で遊ぼう
◆プログラム名
・移動児童館で水合戦!夏の陣~冬の陣まで!?
◆プログラムのタイプ
・場所や物を提供して、自由な発想で遊ぶ
◆対象
・0才~大人まで (どなたでも)
◆用意するもの
・各種水鉄砲
・的
・水風船
・バケツ など
◆遊び方
・自由な遊びの中で、天候、気温、子どものテンションなどにより突発的に開催する。決まったルールは特に設けず、勝ち負けの判定もない、あくまで遊びの範疇の水合戦。
・水鉄砲、水風船、バケツなどプレーパークにある物は何でも使ってよいのでスタッフはあえて小さい水鉄砲で参加したり、逆にもの凄い性能の水鉄砲を使ったりするなどして子どもの遊び心を刺激しつつ参加した。合戦からウォータースライダーへ移行する流れが定番となった。
◆プロセス
・子どもたちも闘いというつもりではではあるが、チーム戦などもすぐにメンバーが変わったり、集中攻撃されている所に臨機応変で助けに行ったりと特に勝敗にはこだわらずにいた。
・木に吊るしたポイを狙ったり、水鉄砲の水だけでバケツを満タンにしたり、「修行」と名付けられた遊びが発展していった。狙う練習だけでなく、「避ける」練習もやっていた子がいた。
・水道は一カ所しかないので、自然と「給水中は攻撃禁止」となったり、水を張ったタライをたくさん配置して給水ポイントにしたりと自然とルールが構築されていった。もしスタッフが始めから提案すると仮定した場合に提案するルールとほぼほぼ変わらないルールができていった。子どもたちは日々大人がおぜん立てしてくれることに慣れているが、大人が用意しなくても時間、空間、仲間があればきちんと自らの力で構築していくものだと感じた。
◆ポイント
・子どもたちが「やってみたい」と思えるようになるべくいろんな種類の水鉄砲などの得物を用意する。(やたら小さい、あるいは大きいなど緩急つけても面白い)
・大人もびしょびしょに濡れる覚悟。
◆子どもたちの声
・濡れるの嫌だから最初はやらなかったけど、やってみたらめっちゃ楽しい!(小学生女子)
・今度は自作のペットボトルで参戦するわ。(小学生男子)
・まあ、自分で参加したんだけど…これからバイトなんだけど!!(高校生)
・子どもの頃にこういうのやりたかった!たけし城!!(子育て中の母)
・なんの意味もない、そしてなぜか楽しい!(大学生)
◆担当職員の声
・服が濡れると困る(怒られるから)子が割といた。特に強制はしないが、その子たちも参加したいようで、かけるだけかけて自分にはかけないで!という場面があった。それは少し都合が良すぎるが、かといってやりたい気持ちは本当なので…古着を用意し、自由に着られるようにしたり、大きなビニール袋でカッパ的な物を作れるようにしたりと、服が濡れると困る子も参加しやすいように工夫した。
(実施施設:緑児童館 ~愛知県名古屋市~)