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識者・応援団からのメッセージ

藤田 篤 さんからのメッセージ

さまざまな遊びとの出会いが

子どもたちの心を育み、支える

 

藤田

藤田 篤 さん

1966 年青森県生まれ。北海道大学で発達心理学を学ぶ。卒業後大手繊維メーカーに勤務するが、絵本のすばらしさを伝えたいという思いから繊維メーカーを退社し、絵本の普及に携わる。長男の誕生をきっかけに本物のおもちゃを求め、スイスやドイツのおもちゃと出会う。「グッドトイ! グッドライフ! よいおもちゃの与え方のメソッドで、日本中を幸せに!」の理念を掲げ、知育玩具、絵本を生かした子育てについて、毎年250 件以上の講演、セミナーを行い、母親、保育士、知育玩具インストラクターなどの育成・指導に当たっている。木のおもちゃと絵本の専門店カルテットオーナー、一般社団法人日本知育玩具協会代表理事。著書に「子育てを感動にするおもちゃと絵本」(KTC 中央出版)がある。









 

 木のおもちゃと絵本の専門店「カルテット」のオーナー藤田篤さんは、スイスの木のおもちゃに出会ったことをきっかけに、輸入おもちゃの販売を開始。その後、おもちゃと絵本の販売・普及活動のほか、おもちゃを生かした子育て講座やセミナー、知育玩具インストラクター® 養成講座など、幅広い活動を行っています。今回はたくさんのおもちゃが並んだ楽しい雰囲気の店内におじゃまして、子どもと遊びについての興味深いお話をうかがいました。

 

児童館でお店屋さんごっこを

 統計的に見て、子どものころにお店屋さんごっこをやらないで大人になった人は、ニートになる確率が高いといわれています。お店屋さんごっこは、幼稚園や保育園で出会うままごと遊びの一つですが、最近では行わない園もあり、体験しないまま卒園してしまう子どもも多いそうです。
 子どもが楽しそうにお店屋さんごっこをするのは、友だちが喜んでいる姿を見るのがうれしいからです。誰かのためになることにやりがいを感じる気持ちが原体験として心に残り、将来の働く動機にもつながるのだと思います。
 幼児期にお店屋さんごっこを体験できなかった子どもたちのために、児童館にそのコーナーをつくってほしいのです。児童館らしい遊びに設定するとしたら、たとえば夏祭りのかき氷屋さんやたこ焼き屋さんをテーマにして、少し抽象的で創造力をかき立てるものがよいかもしれません。このような遊びをする場合、児童館が異年齢集団であることも有効になります。年下の子は年上の子から遊び方を教わり、年上の子は年下の子の面倒をみながら遊び直すことができるからです。

 

藤田

おもちゃの文化を伝えたい

 「カルテット」の店内にはおもちゃで遊べるコーナーがあり、営業時間内ならどなたでも自由に遊んでいただけます。私は20年ほど前から輸入おもちゃと絵本の販売をしていますが、保育園や幼稚園へうかがう機会が多く、そこで出会ったお母さんたちから「このおもちゃや絵本はどこで買えるんですか?」とよく聞かれていました。県内では手に入らないものが多かったので、「商品を手にとって見られる場を提供したい」と思い、専門店を開くことにしました。

 ここで扱っているおもちゃは、ドイツやスイスの職人によって丁寧につくられたもので、現地では親から子、子から孫へと代々大切に受け継がれています。日本ではあまりなじみのないおもちゃとその文化ですが、世代を超えて愛され続けている本物のよさを日本の子どもたちにはもちろん、子どもの親世代や若い世代の大人たちにも伝えていきたいと思っています。

 

(後略:続きは掲載誌 情報誌「じどうかん」2016春号をご覧ください)

 

-ご紹介-

藤田さんプレゼント藤田さんの著書『子育てを感動にするおもちゃと絵本

 

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