home

識者・応援団からのメッセージ

tupera tupera さんからのメッセージ

いろいろな人と出会い、関わり合って
新たな活動が生まれるのが面白い

 

tupera tupera (つぺら つぺら)さん

亀山達矢さん(三重県生まれ。武蔵野美術大学卒業)、中川敦子さん(京都府生まれ。多摩美術大学卒業)夫妻によるユニット。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、アニメーション、雑貨など、さまざまな分野で活動している。主な著書に、絵本『しろくまのパンツ』(第18 回日本絵本賞読者賞/第2回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ受賞)、『木がずらり』(以上 ブロンズ新社)、『ぼうしとったら』(第5回 MOE 絵本屋さん大賞5位受賞)、『やさいさん』(以上 学研教育出版)、『かおノート』(コクヨS&T)などがある。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。






photo:Ryumon Kagioka

 

絵本、雑貨、ワークショップなど、 幅広い分野で活躍中のtupera tupera さん。カラフルでユーモラスな世界は、子どもにも大人にも大人気です。東京郊外にあるアトリエ におじゃまして、お二人の出会いから創作活動について、娘さんとのエピソードなど、息の合った楽しいお話をおうかがいしました。

 

創作はいつも2人1組で

 中川 ユニット名のtupera tuperaは、一度聞いたら忘れられないおまじないのような名前をつけたくて、いろいろな言葉を調べてつけた造語です。

 亀山 綴りは違うんですが、パプアニューギニア語で「1組」というような意味があります。スウェーデン語では「髪を逆立てる」という意味があるのを後で知ったのですが、これもパンクでいいかなと思って(笑)。

 中川 美大の予備校で知り合って、お互い大学を卒業してしばらく経った頃、ディスプレイも兼ねた布小物の展示販売のお話をいただきまして。以前から亀山の絵を面白いと思っていたので、その絵をアップリケにした作品にしようと考え、「一緒にやらない?」と声をかけたんです。

 亀山 アップリケを縫い込んだ長〜いマフラーを12本作りました。これが2人で作った初めての作品だったのですが、1か月で完売しました。

 中川 1回きりのつもりが、展示を見た方が次の展示の機会を与えてくださったりして、1年ぐらいは2人で布の作品を作り続けていました。雑誌にも取り上げられ、tuperatupera の名前も知られるようになっていたある日、展示会に来られたお客さんから「絵本は作っていないんですか?」と聞かれたんです。

 亀山 「主人公がいてストーリーがあるような絵本は作れないけど、窓辺に飾るような絵本なら作れるかも」と思って作ったのが、ジャバラ型の絵本『木がずらり』。最初は自費出版で1000部刷りました。

 中川 絵本は、アイディアの段階から2人で相談しながら作ります。顔を作るのは亀山、色合わせは私というように、それぞれ得意分野はありますが、基本的には役割分担はありません。切り貼りして絵をつくるので、1つの絵を2人で描いても違和感はないですね。

 亀山 「これイケル!」みたいに最初のアイディアを出すのが僕で、それをひねって具体的なものに構成していくのが中川かな?

 

家事も子育ても2人で一緒に

 中川 娘は絵や工作が普通に好きで、描いたり作ったりしています。息子は1歳になったばかりだからまだわかりませんが、絵や工作があまりにも身近な存在だから、将来は違った方向に進む可能性もあるかな?とも思っています。

 亀山 他人の絵本はいっぱい読むのに、親の絵本はあまり読まないしね(笑)。

 中川 絵本ができあがると「いいのができたねー」、本屋さんに並んでいると「並んでいて、よかったね」とか。保護者かマネージャー(笑)?ほかの絵本と気持ちの持ちようが違うみたいです。

(情報誌「じどうかん」2013秋号より抜粋)

 


★ご紹介★tupera tupera さんの著書 『パンダ銭湯

パンダ銭湯

pagetop