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識者・応援団からのメッセージ

さかなクンからのメッセージ

「お魚が大好き」という気持ちが
世界を広げ、夢をかなえてくれた

 

さかなクン

小学生のころにタコに興味を持ったことをきっかけに、大好きな魚についての造詣を深める。中学生の時に、日本では珍しい水槽でのカブトガニの人工孵化に学校の先生や友達と一緒に成功。2001年、TBS「どうぶつ奇想天外!」に出題者・解説者(魚ナビ)として初登場し、一躍「さかなクン」としてお茶の間の人気者に。子どもたちを中心に魚や海・自然への興味を引き出し、漁業魚食と環境保全への理解が増すよう、全国規模で講演会を行うなど、活躍の幅を広げている。

「さかなクン」誕生のきっかけは、自由帳にあった!?

 小さなころから、さかなクンは絵を描くのが大大大好き! 幼稚園生のときには、いつも大好きなトラックの絵を描いていました。
 お魚が大好きになったのは、小学校2年生のとき。教室で同じクラスの友達が、さかなクンの自由帳にウルトラマンと墨を吹いているタコの絵を描いてくれました。そのとき、まだタコを知らなかったさかなクンは、タコの絵を見て大感動!! 「こんな不思議で、かわいい生き物がいるんだ〜!」って、ひと目でタコに夢中になりました。
 「もっともっと大好きなタコのことを知りたい」と思い、図書館に通いつめてはタコのあらゆる図鑑を読み、感動して絵を描き、放課後にはランドセルを背負ったまま魚屋さんへ向かい、並んでいるマダコをじっと見つめて吸盤の数を数えたり、おこづかいでタコを買って夢中で見て描く。そして美味しくいただく……まさにタコ三昧の日々を過ごしていました。
 そのうちに、「海でタコに会いたい」と思い、夏休みには親戚が暮らす千葉県白浜へあそびに行って、日が昇って沈むまで、一日中ず〜っと海で過ごすようになりました。漁師さんが水揚げされた、たくさんのお魚を見ているうちに、お魚たちの素晴らしさに感動し、興味がお魚全般へ広がり、「さかなクン」となっていきました。。


「うれしい」の連鎖で広がる人の輪

  お魚が大好きになってからは、とにかく多くのお魚と会いたくて。「お魚と出会える所」が、さかなクンにとって、いちばんワクワクする場所になりました。
 「お魚に会いたい!」一心で、放課後には自転車で魚屋さん、金魚屋さん、熱帯魚屋さん、市場、割烹屋さんなどなど、お魚がいるいろいろな所を駆け巡りました。さかなクンにとってお魚と会える場所は、どんな映画館よりも、どんな遊園地よりも楽しくて、胸がワクワク、ドキドキする、夢のような場所だったのです。
 何度も通ってお魚を見せていただくうちに、魚屋さんや市場、割烹屋さんの皆さまとも、すっかり仲よくなりました。
 お魚のプロの大人の皆さまは、お魚を眺めるさかなクンを見て、「この子は本当に魚が好きなんだなぁ」と共感してくださったんだと思います。「このお魚、見たことある?」と、店頭には並ばないような珍しいお魚を見せていただき、お魚に関するとっておきのお話をたくさん聞かせてくださいました。
 そうなると、ますますうれしくなって、自分が描いたお魚の絵をプレゼントしました。「うまく描けてるなぁ」と絵をお店に飾っていただいたりすると、さかなクンはさらにさらにうれしくなって、喜ぶさかなクンを見た魚屋さんの皆さんは「そんなに好きなら……」と、また別のお魚を見せてくださる。"うれしさの循環"とでもいうのでしょうか。「うれしい!」「楽しい!」という気持ちが伝わることで、皆さまが応援してくださるようになり、ますます大きな喜びが生まれていきました。
 "うれしさの循環"のおかげで、今の「さかなクン」があるのだとさかなクンは思います。さかなクンに感動を与えてくれるお魚たちと、感動を共感し合える皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいです。

 

(情報誌「じどうかん」2011春号より一部抜粋)


お知らせ

  

さかなクンがすべての掲載種を決め、自らラフコンテを描き、それを基に 写真家が1年かけて撮影をした図鑑『本物の大きさ絵本 原寸大  すいぞく館』

 

 

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